AIは日本語を理解していない?予測変換の仕組みを解説【第1回】

AIは日本語を理解していない?という問いに対し、スマホの予測変換画面と可愛いロボットを描いた八百万OS連載第1回のアイキャッチ。

本記事は2026年3月22日のセミナー内容をもとに再構成したものです。セミナーの復習等にお役立てください。

今回は『AIは日本語を理解していない?』をテーマに、AI(LLM)がどう動いているのかを見ていきます。AIがなぜ自然な日本語を出せるのか、その仕組みだけ整理します。

目次

AIは予測変換を繰り返してる

AIが出力する日本語のほとんどは、次に来る言葉を確率的に選んで出力しているものです。
ちょっと衝撃ですよね(笑)。

スマホの予測変換と原理はおなじです。
「よろしく」と打つと、「お願いいたします」と次に来る言葉の候補が並ぶアレ。

過去の膨大な入力データをもとに、「この言葉の次にはこれが来やすい」を計算して出力しています。
ここまでで、正体はだいたい見えます。

AIの出力に日本語の理解はいらない

人間が入力した言葉に対して、予測した結果が出力されているだけなら、ある仮説が成り立ちます。

「AIって日本語理解してないんじゃね?」

ぶっちゃけた話、わからなくても日本語会話は成立します。
日本語って、文法より文脈で成立している言語です。特に口語は。
コンビニで店員さんへ「肉まん」と単語を言えば、誰でも買えてしまう環境なので。

AIがこれと同じとは言わないけれど、電卓と一緒だと言えばわかりやすいでしょう。

電卓は足し算がどんなものかは全くわかっていません。
でも、1+1+1=3と計算結果は出力できます。
概念を持っていませんが、正しく計算します。
「正しく動く」ことと「意味を理解している」ことは分けて考えられるのです。

AIがぶっちゃけた「日本語ワカリマセン」

私が普段よく使う、GPT、Claude、Gemini。 彼らははっきり答えています。
「私は日本語を理解しているわけではありません。それでも出力できます。」と。

みなさんにもAIへの入力を試してほしいです。
「あなたは日本語を理解して出力していますか?それとも確率計算で出力していますか?」と。
おそらく後者を肯定します。

たとえばClaudeなら

「私は言葉の意味を理解しているわけではなく、大量のテキストデータからパターンを学習し、文脈に応じて次に来る可能性が高い言葉を予測しています」

と長ったらしく返してくるでしょう(笑)。

AIが自爆するなんて、とっても面白いですよね!

ハルシネーションに注意

AIといえばハルシネーションとは切っても切れない仲。
ハルシネーションとは、AIが事実に基づかない情報を生成することです。

私はよく「ハルシネってる」と言います。
みなさんにもこの新動詞を使ってほしいですが(笑)。

自信満々にAIが間違えるのは、確率計算が間違った結果です。
サイコロをふりつづけてうまくチンチロしてたけど、いきなりドボンになった。
それがハルシネーション。

つまり、それなりの頻度で起こるだろうとわかります。

カーナビも、たまに変なルートを案内するけど、まあ便利ですし。
「間違えるから信用できない」ではなく、「予測である以上、最終確認は人間がする」が正しい付き合い方だと見えてきますよね。

無駄な警戒→まずいじってみる

正体がわからないものにたいし、人は警戒します。
当たり前の防衛本能です。 こと日本人はその傾向が強い。

だからこそ良くもあり悪くもある。

AIを正しく理解し、使い、恐れる。
それが、もっともAIを使いこなす近道だと思います。

とりあえず使ってみて、使い方でわからなければAIに聞いてみるでもいいでしょう。

まず一度、触ってみてください。それだけで見え方が変わります。

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